百花為誰開
百花為誰開 ひゃっかたがためにひらく
好きな禅語の中のひとつです
春になるとたくさんの花々が
美しく咲き乱れますね
この季節にかけられることの多い禅語です
花は誰かに綺麗だと言ってもらいたいわけではなく
ただただ自分の生をまっとうして
精一杯の花をさかせている
オココロを考えると四季に関係なく
人生の節目のような時
悩んでいるとき、苦しいときなどにも
ゆっくりと眺めて自分を見つめ直したい
そんな禅語です
誰かに評価してもらうために
すごいねって言われるために
何かをするのではなく
ただ自分のやりたいことを
一生懸命にがんばればよいんだ…と
最近聞いた言葉で
「自分軸の人生」とか「他人軸の人生」
そんな表現で耳にしたけれど
禅語としてもっと昔から
先人たちは心得ていたことなんですね
すでに知っている言葉なのに
ついつい忘れてしまい
他人の目や評価を気にしてしまう自分
庭に咲きはじめた花を見ながら
自分を見つめ直したいと思います
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