夜咄 つづき
夜咄の茶事は
ある茶寮をおかりしました
茶事のはじまる3時間前から
準備をさせていただきました
夜咄は炉や火入れの他に
灯、暖ともに必要で
タイミングよく火をおこし
その場所においておかければ
いけません
寒い夜でしたので
特に暖に気を遣いました
まだ明るいなか寄付へ
甘酒をのみ身体を温めると
腰掛待合へ
手燭の交換をして
茶室へとすすみます
茶室はもう別世界です
短檠の明かりの中で
前茶がはじまります
いつのまにか身も心も現世からはなれ
不思議な空間
せまい茶室の中で
美味しいお料理やお酒を楽しむ
身体の中から温まったところで中立
ひんやりとした外気の中で
クールダウンです
夜空には三日月🌙
とても綺麗だったそうです
喚鐘の音で再び茶室へ
赤々と燃える炉の火と
短檠のあかり
しずかな茶室でシュンシュンと
釜の音だけがひびきます
口の中のこる主菓子の甘さに
熱いお濃茶
そのあとは会話を楽しみながら
お薄を…
みなさん私より茶道歴の長い方ばかり
今までのいろいろなお話を
お話してくださいました
そして
茶道をしていなければ
知らなかった
味わえなかったこの世界に
感動されていました
とても疲れたけれど
もう次の夜咄をやりたいです
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